CarTime > ぶっちゃけクルマ購入秘話 > スマート・フォーツーカブリオを購入した"にゃんこ巻きさん"の場合 [前編]

ぶっちゃけクルマ購入秘話 決断するまでの紆余曲折、心の葛藤、オカネ事情…

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クルマ原体験

編集部: スマートを選ぶ人って、どんな人なんでしょうか。"にゃんこ巻きさん"は周りにはどんな人と言われますか?

にゃんこ巻きさん: 職場のアメリカ人に言われて改めて認識したのは、「ON-OFFがはっきりしている」ということ。所属している会社が大きいので、「意識的に外と関わりを持っていないと、狭い世界で生活することになる」という危機感もあり、会社以外の人との関わりが多いです。

そう考えるようになったのも、 「人とは違う価値観を持っていたい」と思っているからだと思います。ファッションも車も趣味も、この歳になってバイクの免許を取ったのも、そんな価値観の表れかもしれません。基本的にいろんなことをやってみたいタイプです。

編集部: なるほど。スマートに乗っている人って、まさにそんなイメージかもしれません。ユニークでコミュニケーション上手な人。ではそんな"にゃんこ巻き"さんのクルマ原体験をお聞かせください。

にゃんこ巻きさん: 一番小さい頃の車の思い出は、お風呂で湯船の縁にミニカーを並べて遊んでいたこと。軽の排ガス臭が好きだったこと。そして、ナイトライダーのナイト2000と、知り合いの酒屋さんが乗っていたミゼット。あれは今でも印象に残っています。

でも普通の女の子よりは車に興味があった程度です。車に影響を受けるようになったのは、高校卒業後に免許を取ろうと思った頃から。家にあった20年もののサニー(粉末ウコンみたいな車体色)を意識的によく見るようになってからです。ATだったのですが、十分に不自由な車で、でも色も珍しいし、古い車なので目立ってました。不便な車、目立つ車に惹かれるようになったのはサニーが原点かな?

あと、今の彼が外車と古い車が好きなので、その影響でずいぶん車に詳しくなりました。

編集部: ミゼットに乗る酒屋さん。昭和の香りがしますね! そして、現在のクルマ観の原点となったのは、古いサニーだったんですね。

購入までの経緯

編集部: "にゃんこ巻きさん"は某自動車メーカーにお勤めなんですよね。

にゃんこ巻きさん: はい。ノルマで人に自社製品を勧めている身ですので、他社メーカーの車に乗るなんてご法度。ところが雑誌で見たスマート・フォーツーカブリオに一目ぼれしてしまったんです。「ForTwo」と呼ばれる前のものです。

この車は絶対目立つし、乗ってて優越感も得られるし、ちっちゃくて運転も楽しそう。この先、国内ではそんなに台数が伸びる車種でもない=レア度100%。自分が乗って走っているスマートを想像すると・・・

編集部: バチっと想像できたわけですね。

にゃんこ巻きさん: でも他メーカーの車だし、寮住まいだし、所有は無理かなぁ?と最初は思ったんです。ミニカーと雑誌で我慢しようかな、と。

編集部: 当時は既にマイカーをお持ちだったんですよね。

にゃんこ巻きさん: はい。もちろん自社製品なのですが、普段は寮に止めておいて、買い物や帰省やスキーなど、主に遊びに行く足として使用していました。本来は自社製品しか所有できない、はず。もし他社製品を所有するなら2台持ちになるから、購入資金より維持費が心配でした。

編集部: そんな苦難が待ち構えていることをわかっていたのに、購入を決意した理由は?

にゃんこ巻きさん: 一瞬踏みとどまったものの、こんなニッチな車、いつ生産廃止になるかわからないんだから、乗れるうちに新車で買わずにどうする!?ということで、購入自体は迷いなく決めました。スマート自身がユニークな車だから、思いっきりレアに乗りたい。以前から所有してみたかったオープンカーにしてみたい。ということで、最初からカブリオレ狙いでした。

編集部: 実際に購入に至るまではどんな経緯があったんですか?

にゃんこ巻きさん: ただでさえ車の買い換えって、いろんな条件やハードルがあるのに、自動車メーカー勤務なだけに余計なハードルがたくさんありました。一般の方が買い換えるのとは違った行動が、まず最初に登場します。

編集部: 最初に取った行動とは?

にゃんこ巻きさん: まず考えるべきは“会社対策”。他社メーカーの車を所有することで、実際どんな不便が生じるのか。

他社メーカーの車を持つにしても、プライベート用に2台目として購入するのがベターだとは思ったのですが、もし今後、寮を出たら2台分の駐車場を払うのは無理だなと思いました。

では1台所有になったとして、スマートで会社に通うことは許されるのか?会社への車両登録はどうする?ということで先輩方でなぜかロードスターやアルファロメオで通っている方々がいたので、調査をかけたところ、いろいろ裏技があることがわかりました。

編集部: 裏技・・・。それを使えば何とかなるということがわかったんですね。

にゃんこ巻きさん: はい。会社が大変な時期を乗り越えた後なので、違うメーカーの車に乗り換えたと知ったら上の方々に何か言われるかな?という心配もありましたが、しばらく2台持っていればかわせるし、そもそも(自社製品には)オープンカーのラインナップないから仕方ないでしょ、と返そうと対策を打っておきました。

編集部: 会社対策をクリアしたところで、次は何をしましたか?

にゃんこ巻きさん: 次からは一般的な購入検討のフローです。まずは“情報収集”。国産車と違って、街中のディーラーで見かける車ではないので、どこから情報を仕入れるか、どこで実車を見るか、お付き合いするディーラーをどうやって決めるか、は手探りでした。

とりあえず『カー・マガジン』などのエンスー雑誌やネットから情報収集をしました。ネットといっても、当時はオーナークラブがあるなんて知らなかったし、ブログも発展していなかったので、もっぱらオフィシャルサイトと代理店のHPしか見ていませんでした。スペックなどの最低限の情報はここで仕入れました。

編集部: 次は試乗をしにディーラーへ?

にゃんこ巻きさん: はい。当時はクライスラーが代理店で、シュテルン(ディーラー)の一部でも扱っていました。ディーラーの雰囲気を知ってから試乗したかったので、予約はいれずにディーラー巡りをしました。当時乗っていたパルサーで乗り付けても「冷やかし?」みたいな雰囲気で寄っても来ないお店もあり、シュテルンはやめよう・・・と思いました。

「こういう車はMINIみたいに専門店の方が詳しいし、いじるにしても専門店のほうがいろいろできる」、という彼のアドバイスもあって、スマート横浜をメインに周り始めました。

スマート横浜のような代理店は初めてでした。あんまり商売っ気がなく、でも「車好き&スマート好きなんだなぁ」と感じました。実際乗っている人の話や、所有していてうれしいこと、困ることなど、こちらが知りたくてもディーラーさんの立場ではなかなか答えられないことも聞けて、ここで購入しようと決めました。

一番気に入ったのは、お店の中いっぱいにスマートが詰め込まれていて、妙に圧巻で、嬉しくなってしまったことです。写真を撮っとけば良かったです。

編集部: それはテンション上がりますよね!その勢いですぐに購入したんですか?

にゃんこ巻きさん: いえ、まだです。最後のステップは、“所有後のシミュレーション”です。情報も揃ってきた、味見も何度かした、でも当面は2台持ち。その後、スマートだけ所有したことを前提にした実用面のシミュレーションは必要でした。

当時所有していた車はこれまでどおり寮の駐車場に、スマートは外の駐車場に置くとして。月々の駐車場代を考えると、やっぱり寮を出たら1台持ちに切り替えないと無理だなぁと実感しました。

そうすると、2シーターだけになったとき、困るシーンは起こり得ないか? トランクとはいえないトランクでは荷を運ぶには不向き。スキーが趣味なのに足をあえて奪って大丈夫か?

課題はいろいろありましたが、結論は「困ったときに考えよう」。彼の車もあるし、なんとかなるでしょう、でした。

編集部: 「何とかなる」方式で。。。

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