CarTime > ぶっちゃけクルマ購入秘話 > スバル・レガシィB4を購入した"もっちさん"の場合 [前編]

ぶっちゃけクルマ購入秘話 決断するまでの紆余曲折、心の葛藤、オカネ事情…

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クルマ原体験

編集部: スバルユーザーにはクルマ好きの人が多いですよね。"もっちさん"もそんな一人?

もっちさん: はい。うちは父親も母親も車好きなんです。地方在住なので生活必需品であり、車は「あって当たり前」の存在。子どもの頃は母親の車にしろ、父親の車にしろ私の定位置は助手席! 小学生の時の私は助手席に座り、父親がクラッチを切っているタイミングに合わせて、父親の「2速に入れて!」「3速に入れて」等の指示でキアを入れて遊んでいたものでした。

編集部: そんなご両親はどんな車に乗ってらしたんですか?

もっちさん: 母はスズキ・セルボに。当時のセルボは非常に良い車だったそうです。特に足回りが良かったそうですよ。 父はスバルの軽のワンボックスに乗っていて、後ろの座席を外して布団を敷き詰めてベッド状態にして、スキーや旅行によく連れて行ってくれました。そのまま車中泊したり、夜行日帰り旅行やキャンプにもよく行ってました。

編集部: わぁ、たのしそうですね! 当時はMTが基本ですか?

もっちさん: はい。私が小学生だった頃はMT車が当たり前の時代でしたが、中学生の頃にもなるとAT車が出回るようになり、AT車のスポーツカーもとうとう出てきました。

確か中学の頃だと思いますが、ゲームセンターで初めて車のゲームで遊んだ時の事です。 父親の車でギアチェン遊びをしているくらいだから、ドラテクにはある程度自信があったのですが・・・、予想以上に記録が伸びませんでした。

なんでだろうな・・・と思いながらシートから降りてみてわかりました。なんと、そのゲーム機、ATだったのです!  シフトチェンジしていたと思っていたら、ATの1速とパーキングの繰り返しをしていただけだったんです・・・。 ゲームの結果よりもATってそんなに一般的だったんだと思って愕然としました。

編集部: そんな子供時代を過ごしながら、免許を取る年齢を迎えたわけですね。

もっちさん: はい。高校生になって、運転免許を取る時期が目前となった頃、父親に「免許を取る自己練習」をさせられました(笑)。

父親のオリジナル練習とは・・・(免許を取る前の無免許状態です。ちなみに路上ではやりません、あくまでも「道路以外の安全な場所で」。この時は海岸の砂浜でした)

クラッチを切る→アクセルを少しあけて半クラッチにする→ゆっくり動き出す→2速にする→3速にする→ブレーキかけて止まる→最初からやり直し

MT車の動かし方の基礎を教習所に通う前に身体に叩き込め!という父親の配慮だったんですね。そして近所の空き地で駐車場の見取り図に合わせて地面に線を引き、それに合わせてバックで車庫入れの練習。これも教習所に通う前にしっかりと教えられました。

編集部: いいお父さんですね! そのおかげもあって、無事免許が取れたと。

もっちさん: はい、晴れて免許取得して、就職が決まって買った車は4月納車に間に合わず、仕方なくAT車でした・・・(スズキのカルタスでした)。それまでは時々父親のハイラックスサーフに乗っていたのですが、重ステ重クラ重ギアで非常に乗りずらくて半日も乗っていたら全身筋肉痛になりました(笑)。

カルタスはAT車だったのでハッキリ言って思い入れはほとんどありませんでした。ただ、友達に貸してあげたらほぼ全損状態で帰って来て、挙げ句その怪我の治療(打撲程度だったのに長期間かかっていたので保険会社からクレームが来た程でした!)の為に保険をたっぷり使われた事だけが非常に頭にきて・・・それ以来友達付き合いはしていません。

編集部: イヤな思い出ですね・・・。それを教訓にして次に買った車は・・・

もっちさん: MT車を選びました。他のヒトに貸してと言われてもまず乗れるまい・・・ということで(笑)。早く安く手に入れたかったので、トヨタのサイノスを購入。 当時はサイノス生産終了間際だったのですが、「誰もが乗っているような売れている車よりもマイナーで珍しいものに乗りたい」ということが決定打となりました。

このサイノスで、車について色々と勉強しました。排気量が小さいのでフカしてナンボ、回してナンボ、という感じで乗っていました。

購入までの経緯

編集部: サイノスには9年間乗っていたんですね。

もっちさん: はい。塩害の影響もあり、錆びや部品の劣化が激しくなってきたところで買い替えを決意しました。以前からそろそろだろうとは感じていたけど、良き相棒として頑張ってくれたので、離れがたい淋しさを感じていました。最後に滅多にしない大掃除をしてから下取りに出しました。

編集部: 愛車とのお別れは寂しいですね。買い替えにあたり、条件はありましたか?

もっちさん: 1.MT車
2.普通自動車
3.ワゴン、バン、ボックスタイプは不可
4.300万円前後
5.国内メーカー(アフターケアや値段の事を考えて)

この5つです。

編集部: まず、どんな行動を取りましたか?

もっちさん: どんな車を探そうか、ネットで条件検索を始めました。あっさりと絞り込みが出来たので、まず高嶺の花のRX-8とロードスター(どちらもマツダ)のパンフを近所のマツダディーラー(A店とします)でもらい、比較検討しました。

両方とも良さそうなので試乗してみたいと思い最初にRX-8に乗ってみました。 地元のディーラーになかったので、わざわざ車で1時間ほど離れたディーラー(B店とします)まで行きました。

編集部: RX-8に乗ってみた感じはどうでしたか?

もっちさん: ロータリーエンジンの意外なほどの静粛性、アクセルレスポンス、足回りの良さ、どれをとっても非常に良かったです。ただ、燃費の悪さ(ハイオクでリッター6キロ程度)、エンジンオイルの大量頻回の交換(ロータリーエンジンの為)がネックとなり、あえなく却下となりました・・・。車好きと言えど子持ちの主婦なのでここは経済性の方が勝りました。

編集部: 忘れてましたが、"もっちさん"は一児のママでしたね!

もっちさん: はい(笑)。次の日にA店でロードスターのRHTを試乗しました。以前からいわゆるオープンカーに乗りたかったのですが、幌車であるため防犯上の理由から避けてました。しかしRHT(リトラクタブハードトップ)があるということを知り、候補に急遽あがりました。試乗した感じも非常に良く、満足で出来ればこれに決めたい!と思いました。

今まで乗っていた車が、いわゆる「ライトウェイトスポーツ」と呼ばれる車で、車と一体になって走っている感じが面白くて楽しかったのですが、それと同じで、まさしく「人馬一体」の乗り心地が良かったです。が、しかし、セールスがよくありませんでした。

編集部: 出た!どんな人だったんですか?

もっちさん: そのA店では店長さん(男性)が担当してくれたのですが、最初から「人気車種なので割引は5万円くらいです」とのこと。でも、B店の女性スタッフにもロードスターのことを聞いていたのですが、「頑張って10万ぐらいは・・・」と言ってくれていたんです。

明らかに私一人で(女だから?)値段交渉したからなめてかかっているのか?と思い、その辺から私の心証も悪くなってきたのですが、やはり欲しい車だったので、しばらく様子を見る事にしました。

編集部: 様子を見るというと?

もっちさん: 以前のクルマ(トヨタ・サイノス)は、実はトヨタのディーラーから買わずに街の修理工場(その工場ではスズキを販売しています)を経由して買ったんです。 その時は、修理工場のおじさんがトヨタからかなりの割引額を引き出してくれました。

だから今回もお願いしようかと、ロードスターの件を打診してみたのですが、マツダの中で車種ごとにディーラー以外でも売れる車というのが限られているようで、ロードスターとRX-8は売れない、と断られました・・・。

編集部: お買い得なロードスターを求めて、その後も情報収集を?

もっちさん: はい。A店からもこれと言った音沙汰がなかったので、仕方ないのでネットでロードスターについての情報や、それ以外の条件に合うような他メーカーの車種を探してみました。

ネットで探すと同じロードスターでも25万くらい値引きしてもらったとか、オプションを合計ン十万円分付けてもらったとか、色々出てくるんですよ! なのに、5万の値引きしか提示されないなんて・・・。この時点で気分が萎えてきました。さらに母親も元々はスポーツカーに乗ること自体賛成ではなかったので、「それ見たことか」と言われてさらにヘコんだり・・・。

編集部: お母さんのその一言、ヘコみますね・・・。

もっちさん: 男友達に一緒にディーラーに行って交渉してもらおうか、とかも考えたのですが・・・。もちろん、B店での値引額や、ネットで情報収集した事例を引き合いにして。もう、気分的にそこまで立ち向かえないくらいにヘコんでいました・・・。

そこで気分を一新! スバルにターゲットを絞りました。こちらは気心の知れた知人(遠い親戚)がディーラーをしていて、以前父親がスバル車を購入した時も、こちらが気の毒に思ってしまう程の値引きをしてくれたので安心して相談できました。

編集部: 気持ちを切り替えたんですね。スバルということは、レガシィかインプレッサ?

もっちさん: はい、2つともハッチバックでワゴンタイプのため、私の好みではなかったので当初は候補に挙がらなかったのですが・・・。話を聞いてみて、カタログを見て、意外と昔の泥臭さは感じません。

まずは試乗してみないと話にならないので、2車種とも試乗車の手配を頼みました。そうしたら、私の休みの日に、何とディーラーさんがお休みの日なのにも関わらずインプレッサを自宅まで持ってきてくれました!

そのインプレッサでスバルのお店まで30キロ以上も試乗し、その後私の自宅に帰る為にレガシィに乗り換えてまた30キロ以上の試乗をしました! 水平対向エンジンの静かさと振動のなさには感動モノですね。同じエンジンでもインプレッサは重量感があってトルクが極太って感じでした。

でも、ターボ付き車でしたが、最後までターボがかかりませんでした(笑)。 レガシィワゴンはNAエンジンだったのでさらに静粛性がアップしていました。AWD(全輪駆動)なのに燃費もいいしコーナリングの安定感も抜群です。こんなにリニアな乗り心地はMT車ではなかなかないと思います。

編集部: そのディーラーさんのサービス精神にも感動しますね。 女一人だとなめられることも・・・

もっちさん: そうなんです。これでほぼ私の中ではレガシィのB4(セダン)で決定していました。細かいグレード選択などで知人に相談しながら煮詰めて行きまして、結果B4のB-スポーツと言うグレードにしました。

もちろん、値引きも沢山してくれましたし、「ネット上で丁度キャンペーンもやっているのでぜひ応募して下さい」と店頭で教えてくれました。残念ながらそのキャンペーンには当選出来なかったけれど、残念賞として旅行券と某ホテルの宿泊券のおまけもつきました。

その他、子供のおもちゃの車や大量のお菓子、ジュース、文房具など抱えきれない程のお土産など・・・ さらに下取りキャンペーン中で、値段がつかないようなボロ車も9万円で下取りしてくれました。

編集部: 理想的なディーラーさんですね。

もっちさん: 遠い親戚ということもあったのかもしれませんが、本当に感謝しています。セールスの対応一つでこんなにも心証が違ってしまうものなのね・・・と感じたものです。セールスマンと言えど人ですから、感情はあるでしょう。だけどお客を見下すような態度が見え見えなのはちょいと困ったものですよね。

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