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女子力アップのクルマ選び 編集部が独断で選んだ個性的でグッドルッキングなクルマをご紹介

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値段相当…?

編集部:お久しぶりです。永い放置プレイで寂しかったです。お元気でしたか?

くるまクン:どうもどうも、お久しぶり!自動車業界は元気ないけど、ボクは元気に生きてるよ。今回はたっての依頼があるとか?なんでも聞いてよ。

編集部:今売れまくっている「インサイト」を取り上げたいなーと。プリウスの対抗馬として、その違いや特徴も教えてほしいです。

くるまクン:OK。まず、インサイトにはどんなイメージを持ってる?

編集部:環境によくて、燃費がいい。プリウスより安く買えるハイブリッドカー…てなトコでしょうか。以前プリウスを取り上げましたが、やっぱり高いなあと。いくら環境によくても庶民には高級車すぎる印象だったので…。

くるまクン:燃費はプリウスの方が少しイイけど、車両本体が200万円を切る安さはインパクト大だよね。

編集部:プリウスの独壇場だったところにインサイトという選択肢が増えた・・・と。

くるまクン:う~ん、それはどうだろう?インサイトって実は、プリウスとは似て非なるクルマだと思うよ。それを実感するために、まずは実車を見てみよう!

編集部:外観はキリっとしていて、力強い印象ですね。先日六本木の街で見かけましたが、颯爽とした雰囲気で目立っていました。スポーティで格好いい、という印象です。

くるまクン:中はどう?

編集部:運転席や助手席の広さや高さは十分ですね。後部座席は天井が傾斜してるせいか圧迫感がありますね。頭打ちそうだな…。子供や小柄な人なら大丈夫だけど、大人にはキツいかも?あと、意外と女子が気にするトランクは見た目の印象以上に広い!これならスーツケースも積み込めそう。

くるまクン:何か気になったところはない?

編集部:ドアを開けた時の感触が…なんかペコペコ?それから、インパネがゴテゴテしていて機械っぽい気が。女子ウケしそうな繊細さや洗練さはないですね。正直、チープな感じ…。

くるまクン:インテリアの質感も値段相当といったところかな。値段も質感も高級車並みのプリウスと比べると、余計にそう感じるかもしれないね。次は実際に運転してみて、走りを体感してみよう。

実際に乗ってみた!

編集部:まずはECONモード(省エネモード)で走ってみます。プリウスより音が大きいですね。段差も拾いますね。ECONモードを解除すると、普通のクルマと全然変わらない印象。スポーツモードに切り替えればグイグイ走ります。坂道でも非力な感じはしないです。

くるまクン:プリウスが「家電的」なのに対して、インサイトは「クルマ」としての存在感を捨てていない、という印象かな。

編集部:ECONモードで走行中に信号で停車すると、自動的にエンジンも止まるんですね。バスのアイドリングストップみたい!

くるまクン:そう。そしてブレーキからアクセルに踏みかえると自動でエンジンがかかるんだよ。その切り替えがとっても静か。止まるたびに車内がシン…となるのが微妙だけどね。

編集部:意識しなくても自動で…ちょっとビックリしました。でもこれ、かえって燃費悪くないのかなあ?家電もスイッチのON/OFFで電気を食う、って言うじゃないですか。

くるまクン:そこはホンダ、上手くできてるんだよね。普通のクルマはエンジンをかけるためにキーを回して(キュルルルン!)セルモーターっていうのを使うんだけど、インサイトにはそれがない。別の方法で静かにエンジンをかけるんだ。どういう仕組みか、っていう詳細は…ああ、興味なさそうね、アナタ。

編集部:心配ない作り、という結論さえわかれば十分です。それより最初は停車のたびに違和感ありましたが、慣れれば全然気にならないですね。ところで、インパネに見たことない表示がいっぱいあります。運転中に緑、青緑、青の「色」が表示されるんですが…。

くるまクン:エコドライブの度合いを色で教えてくれているんだ。一番エコな運転をしている時が「緑」、ECONモードを解除して踏み込むと「青」といった具合にね。他にも、その日のエコドライブ度を表示してくれたり、オプションのナビでは運転の特徴を詳しく分析して、燃費向上のアドバイスもしてくれるんだよ。「エコドライブの実践を目指して、目で見て体で覚える。ドライバーがクルマと対話しながら成長していく。」面白い試みだよね。昔のテレビドラマ「ナイトライダー」に出てくるマイケルとK.I.T.T.みたいで未来的だなあ。

編集部:ハイブリッドカーというだけで「環境にイイ事をしてる!」と満足しがちですが、それだけではダメですもんね。実践していかないと。クルマから「一緒に楽しくエコドライブしようよ!」と誘ってくれてるみたいで、ナニゲにモチベーション上がりますね。

くるまクン:インサイトは価格や燃費の良さやエコカー減税の影響から、環境配慮より「安さ」を重視して購入する人が多いと思う。そういう人にもハイブリッドカーの意義を感じて実践してもらえる工夫がされているわけだね。そういう意味でインサイトは、価格を下げることでハイブリッドカーを普及させ、エコドライブを浸透させる使命を持って生まれたクルマとも言えるね。

編集部:なるほど。チープ!とかいってスミマセン。。。

くるまクン:でもそれが正直な意見だと思うな。ハイブリッドカーならでは?の違和感がなさすぎて、ついガソリンエンジンの普通車と比較してしまうのかも。実はボクもインサイトには勝手に相当な期待をしていたんだ。「ハイブリッドカーだから…という妥協をせず、ドライブする楽しさやワクワク感があるクルマだといいな」ってね。でも、実際には「普通」すぎて正直ガッカリ。「ハイブリッドカー、まだまだなんだなあ…」って。

編集部:まあまあ、そう焦らずに。クルマ好きな人には物足りないかもしれないけど、初心者やクルマを生活ツールとして割り切っている人には十分頼もしい存在かなと思いましたよ。

くるまクン:そうだね。これまでコスト面で必然的に軽自動車を選んでいた人も、インサイトなら検討の余地アリだし、もうすぐ新型プリウスも出てくる。インサイトの登場を機に、ユーザーの選択肢がどんどん広がっていくだろうね。早くクルマ好きも唸るような、ハイブリッドカーのよさとクルマ本来の楽しさを持ち合わせた存在が生まれてくるといいな!

インサイト、まとめ!

【ココがGood!】
価格と維持費(燃費、減税など)の安さ。スポーツ感。ファミリーでも乗れるパワー。エコドライブ実践の発想と仕掛け。

【ココがBad!】
内装の質。ドアのペラペラ感。走行中に段差を拾って室内に伝わってくる感じ。メーター部分のごちゃつき、洗練されたスッキリ感がない点。全体的なチープ感。

【インサイトと現&新プリウスの違いは?】
インサイトは普及・浸透を目指して生まれた大衆車的なクルマ。一方プリウスはブランディングの上手さとあいまって、ハイブリッドカーというスタイルを高級車的にスタイリッシュに提案したクルマ。5月(もうすぐ!)に新型が発売される予定。


・インサイト(5ナンバー)/09年2月発売/189万円~/30km/l
・現プリウス(3ナンバー)/03年9月発売/233.1万円~/35km/l
・新プリウス(3ナンバー)/09年5月発売(予定)/205万円~(予定)/38km/l

スペック

大きさ 全長4,390mm×全幅1,695mm×全高1,425mm
車両重量 1,190kg
排気量 1,339CC
燃費 30km/リットル(10・15モード燃費)
定員 5名
車両価格 189万円(税込)

*データはすべてタイプG

カラー

くるまクンって、だれ? 1973年生まれ/性別:男。メーカー、クルマ雑誌の出版を経て、現在も自動車業界の片隅に身をおく謎の人物。顔が「さかなクン」に激似のため、編集部で勝手に「クルマくん」と命名。小学生の頃からひとりでディーラーをめぐり、カタログを収集するのが趣味。主要なクルマ雑誌を継続購読し、くまなくチェック。蔵書は数千冊にのぼる。ついでにミニカーも約1000台所有。クルマ以外にも、映画・音楽に精通し、さまざまな角度からクルマ文化を見守り続ける。
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