交通事故ウラ話

1章:負うもの・失うもの
2章:事故発生時のこと
3章:事故後のこと
4章:自動車保険のこと
5章:事故防止のこと

2章:事故発生時のこと - 直後の対応が肝心!-

事故発生時のこと - 直後の対応が決め手に!-

事故発生時のTODO

どんなに小さな事故でも、軽視すると後で痛い目に!適切な対応をすることで、被害を最小限にとどめることができます。

1.ケガ人の救護・二次災害の防止
ケガ人がいれば119番に連絡。可能な限りの応急救護処置を取りましょう。 発炎筒や三角灯を使って後続車に事故を知らせ、二次災害を防ぎましょう。

2.警察へ連絡
速やかに110番に連絡。警察の実況見分・事情聴取に協力しましょう。

3.相手の確認
相手の「氏名」「住所」「昼間に連絡のつく連絡先」「車の登録番号・所有者情報」「任意保険会社名」を確認しましょう。(ひき逃げでなければ、後でわかる情報なので最悪その場で確認ができなくても大丈夫)

4.目撃者の確認・事故現場の記録
目撃者がいれば証言を頼みましょう。「氏名」「住所」「連絡先」「目撃内容」を記録しておくことを忘れずに。事故現場の状況やクルマの損傷状況をメモまたはカメラで撮影しておくと後で役立ちます。

5.保険会社へ連絡
加入している保険会社に連絡しましょう。

事故現場でのタブー

勘違いしがち!事故現場で「やっちゃいけないこと」と「やるべきこと」。

●その場で勝手に示談しないこと!
一度示談してしまうと、後で損害賠償請求をしたくでもできないという事態に。その場での示談は絶対ダメ!

●警察への連絡を後回しにしたらダメ!
連絡をしないと道路交通法の義務違反になります。また、時間が経つにつれ記憶が薄れ、相手が自分に有利な方に証言を変えてくることもあるので、実況見分は時間を置かずに行うことが大事。もし相手が事実と異なる証言をしてきたらその場で訂正しましょう。(実況見分調書は保険の過失割合を決める際の重要な資料となります)

●けが人の救護や二次災害防止を怠ると違反に!
これをしないと道路交通法の義務違反に。逃走すればもちろん「ひき逃げ」となり重い罪を課せられます。

●「事故相手に謝ってはいけない」は違う!
よく言われることですが、これは間違い。謝るのは問題ありません。ただし「具体的なことは言わない」というのは鉄則。たとえば賠償金について聞かれても「保険会社が対応するので今はお答えできません」、ケガの具合を聞かれても「病院の診断結果が出るまでなんともいえません」などと答えるのがベストです。

●どんな事故でも保険会社には連絡すべき!
保険金を使うか使わないかは最後に決めればよいので、保険会社にはどんな事故でも連絡するべき。連絡を怠ると、保険金の受け取りに支障が出ることもあります。「この程度のキズなら保険を使うと勿体ないかな〜」という事故なら、保険会社の担当者にその旨を伝えておくとよいでしょう。

●どんな小さなケガでも病院に行くべき!
・事故は直後の対応が肝心!すぐに警察に連絡して事故状況をFIXすること!
・相手に具体的なことを言うのは避ける。現場で示談なんてもってのほか!
・あとは保険会社にすぐに連絡!

【次を読む】3章:事故後のこと - 示談で解決が王道?もらえるお金は?-

もくじ

1章:交通事故で負うもの・失うもの

2章:事故発生時のこと - 直後の対応が肝心!-
・事故発生時のTODO
・事故現場でのタブー

3章:事故後のこと - 示談で解決が王道?もらえるお金は?-
・解決までの流れ
・示談とは
・意外に困る事故後の生活
・交通事故で使える保険
・交通事故でもらえるお金

4章:自動車保険のこと - 元販売員が業界のウラを暴く?!-
・どんな保険に入るべき?
・保険会社はどう選べばいいの?
・あなたはモンスターカスタマーになっていない?
・ビル・ゲイツを轢いたらどうなる?!

5章:事故防止のこと - 事故にあいやすい人って?-
・事故防止のためにできること
・意外に知られていないこと

監修者プロフィール(1〜3章)

弁護士 谷原誠
みらい総合法律事務所パートナー弁護士。著書に『交通事故被害者のための損害賠償交渉術』(共著、同文館出版)、『弁護士がきちんと教える 交通事故 示談と慰謝料増額』(共著、あさ出版)など多数。交通事故被害に関して数百件の実績があり、被害者の立場に立った弁護活動に定評がある。

谷原さんHP:弁護士による交通事故SOS