やって来ました、東京モーターショー2011。多くの海外メーカーが参加を見送った前回に比べて今回は百花繚乱。会場は幕張メッセからお台場近くのビックサイトに移り、都心からのアクセスは良好に。さらに開場時間は夜8時まで延長!その様子をほんの一部ですがお届けします。
- トヨタ・日産・マツダ・スバル・メルセデス
- ホンダ・三菱・ダイハツ・スズキ・いすゞ
スマホがそのまんまクルマになったようなデザインの“Fun-Vii”。

スマホで好きな色や柄を選んでフリックするとクルマの外装が一瞬で変わります。

外装も内装もオールディスプレイ仕様で、気分に応じて模様替えできるようです。ネット、メール、友達とつながる…というスマホっぽいこともできます。カフェの前に停車したらカフェの広告が外装ディスプレイに表示されて、デジタルサイネージにもなるとのこと(走るアフィリエイター?)。
周辺のクルマやインフラとつながることで、死角にいるクルマを事前に察知するというエスパーのような機能も。いいですね!クルマに乗る以上、事故を起こさないことが一番大事ですからね。
家庭用電源で充電できる話題のプラグインハイブリッド車“プリウスPHV”もお披露目。既に受注開始しており、来年1月から発売されるようです。

新しいハイブリッドコンパクトカー“AQUA”も登場。プリウスより手軽に乗れるサイズ&値頃感でリッター約40km/L(10・15モード)!

スバルとの共同開発によって誕生したスポーツカー“86”。「日本のお父さんをかっこよく」という意気込みで開発されたそうです。

「お前んちのお父さん何乗ってるの?」「あー、ハチロク?(半疑問形)」とツウっぽく答えられるのは、子供としても誇らしいのでは。また最近は「ハチナナ世代」「ナナロク世代」のように生まれ年を強調する自己紹介も流行っているので今っぽさもありますね(?) 今っぽいと言えばこのクルマ、ソフトウェア界では主流のオープンソースのようなスタイルを取るそうです。設計図を公開するから皆さん、好きに遊んじゃって!というもの。来年春から買えるようです。

「たのしくなければクルマでない。ファン・トゥ・ドライブ・アゲインッ!!」と熱弁をふるう章男社長。

今回のトヨタブースは実写版CMでもおなじみの「ドラえもん」をテーマにしているのですが、奇しくもそのドラえもんと章男社長は雰囲気がどことなく似ていて、「かわいい…」という声も。レース好きとしても知られる章男社長の熱血キャラには今後も要注目です。
アメリカなんか行くと、駐車場への出入庫をお店の人におまかせできる「バレット(またはバレー)」というサービスがよくあります。“PIVO3”は、そのバレットを車自身がしてくれるというAVP(オートマチック・バレー・パーキング)を提案しています。

帰るときにはスマホで呼び出せば専用出口までスーッと来てくれるらしいです。コンパクトな3人乗りサイズなのでご近所カーとして便利そうです。最近駐車が苦手になってきた、という高齢者の方にも強い味方になるのでは。都市のインフラさえ整えば実現も夢ではないとか。楽しみですね!
一方、既に実現している夢機能も。現在フーガに搭載されている「LDP(車線逸脱防止支援システム) / LDW(車線逸脱警報)」です。たとえば方向指示器を出さずにレーンをはみ出すと、アラート音が鳴り元に戻そうとする力が働きます。前方のクルマにぶつかりそうになったときにも同様に働きます。アメリカでも大ウケしているとか。

(体験できるブースがありました)
2日分の家庭用電力を蓄えておける「LEAF to Home」も注目の提案。新型リーフは8時間で満充電となるので、タイマーを設定して夜間に充電しておけば電気代もオトク。電気消費のピーク分散にも協力できます。万一の停電にも安心というだけでなく、うまく使えば日々の電気代もかなり節約できそう。家庭用電力として供給するための工事などが必要になりますが、詳しくはディーラーにご相談を、とのこと。興味のある方はぜひ!

(この上に家があるのですが撮り忘れました…)
“TOWNPOD”の脱力フェイスにも触れておきます。切れ長の目はどことなくカピバラを思わせます。

ちなみに先日ゴーンさんからは「ルノーとのアライアンスの下、2016年度までにゼロ・エミッション車の累計販売台数150万台を実現する!」という発表があり、そのための新しいクルマの発売も予定されているとか(今はまだヒミツと言われました)。
「ZOOM-ZOOM」というスローガンが10年経ってすっかり定着したマツダ。ブースではエコカー総選挙(日経TRENDYさんの企画)でNo.1に輝いたデミオが神々しいオーラを放っていました。

私たちは新しいモノにばかり目が行きがちですが、今回マツダが提案したのは「クルマの基本性能をもっと進化させること」。エンジンを改良すれば燃費はもっとよくなる。車体構造を改良すれば軽量化と安全性を同時にレベルアップできる。軽量化によってもっと運転しやすくなり、燃費向上にもつながる。一つ一つの改良が連鎖的にメリットを生み出す。それをすべて同時にやってしまおう!というのが「スカイアクティブテクノロジー」なんだそうです(多分)。

「スカイアクティブテクノロジー採用!」「スカイアクティブ技術フル搭載!」というフレーズをたくさん見かけるものの、「スカイアクティブ」を一言で表した言葉になかなか出会えず悶々としました。現状の理解が合っているのかも不安ですが…。
スカイアクティブ技術のスゴさが端的にわかるのは、新型デミオの燃費30 km/L (10・15モード)という驚きの数字です。ガソリンエンジンなのにハイブリッドカー並の燃費!自動的にアイドリングストップしてくれる「i-stop」も既にいくつかの車種に搭載されており、今後は減速時の運動エネルギーをクルマの動き出しの時の電気エネルギーに再利用する「i-ELOOP」も搭載される予定で、どんどん燃費がアップしていくとか。今、現実的に乗りたいクルマが揃っている、ある意味ディーラーのショールームのようなブースでした。

目玉のコンセプトカーは“雄”。「たけり」と読みます。TAKERIです。以前からマツダは、“勢(みなぎ)”“靭(しなり)”など漢字一文字のコンセプトカーを発表しています。光のあたり方でオレンジにも赤にもボルドーにも見える色。男性的なフォルムは女性らしさを引き立たせる効果があるので、大人の女性にも似合うセダンだと思います。

“雄”と同じく新デザインテーマ「鼓動」を採用した新しいSUV“CX-5”も注目のクルマ。こちらもスカイアクティブ技術によって燃費20km/L(10・15モード)を実現。来年発売されるようです。

シンプルに主力車種がどーんと置いてある、スバルらしいブースでした。中でもイチオシのインプレッサからは、“インプレッサスポーツ”と“インプレッサG4”が登場しました。


インプレッサといえば「乗り心地の良さ」に関してよく語られます。服でも家具でも、年を重ねるにつれ、見かけだけでなくフィット感や心地よさを重視するようになるものですが、クルマもまた同じ。プレミアムな質感の内装、ロングドライブでも疲れにくい乗り心地(コレ特に重要)、安定感のある走り…。大人が満足できるクルマの条件を備えていると言えますね。
また、今回のインプレッサにはCMでも話題の「アイサイト」が搭載されています。ペダルの踏み間違えによる急発進防止や、ふらつきや車線逸脱をしてしまったときに音とディスプレイでアラートしてくれるような機能があります。12月20日発売とのこと。
トヨタとの共同開発で誕生した“BRZ”。

トヨタでは“86”として登場しています。このクルマのスゴいところは、ドリブルで次々に相手をかわしていくサッカー選手のごとく「低く構えている」ということ。人間の体と同じで、クルマも重心を低くすることでキビキビ走れるようになるようです。クルマが意のままに動いてくれると何がいいかというと…。単純にすごく楽しい気持ちになる!もちろん楽しいだけでなく、優れた環境性能も併せ持っています。
“アドバンスドツアラーコンセプト”も同じく楽しくて環境に優しいコンセプトカー。ガラスルーフで開放感たっぷり。未来的で垢抜けたインテリア。そのまま宇宙に飛び出しそうな非日常感があります。近い将来、街で見かける日が来るといいですね。

どちらも、さらに進化した「アイサイト」も備えているそうです。前後左右の認知範囲が広がり、さらに安全性がUPするんだとか。いいですね!
水平対抗エンジン(これにより低重心・低振動が実現)やアイサイトという独自のウリがあり、車種の棲み分けも明確。スバルは玄人好みというイメージもありますが、「安心して運転できる」「自分に合ったクルマを選びやすい」という意味では、初心者にも向いているのかもしれません。
隅から隅まで手を抜かない高級感ただようブースでした。目を引いたのは「F125」というコンセプトカー。



こんなラグジュアリーなのにゼロ・エミッション。ボディも内装もピカピカのつやつやで、眺めているだけで心地よい気分に。










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