CarTime > カータイムレポ > 「道グルメ」のススメ [2]

カータイムレポ

back number

今、高速道路の食事情がアツいらしい・・・。なんでもSA・PA対抗でシェフが腕を競い合う「新メニューコンテスト」というイベントまで開かれているらしく、その頂点を決める決勝大会に、何の間違いか、我々CarTime編集部が審査員として招かれることに!

決勝に勝ち残った10名のシェフ。その勝負メニューを一挙紹介します。

宮城の四季折々の食材を使った料理に仕上げました
「花暦 伊達の四季彩膳」


¥1,260/918.5kcal

所属:
東北自動車道 上り線 菅生(すごう)PA[宮城県村田町]
株式会社グリーン・グリーン 阿部博シェフ

メニュー:
はらこ飯/白石温麺 旬野菜おくずかけ/松島牡蠣の珍味焼き/牛たんシチュー/スモークサーモンサラダ/三陸・海の幸XO醤炒め/蔵王プリン 秋の香り

編集部コメント:
何と全部で七品目。和洋中折衷。はらこ飯はもちろん美味しいし、温麺(うーめん)の旬野菜おくずかけ、牛タンシチュー、牡蠣の珍味焼き、スモークサーモンのサラダ仕立て、三陸の海の幸XO醤炒め、こだわりプリン・マロングラッセ添えという、超豪華メニュー。これが1260円。肉も魚も、麺もご飯も食べたいという人のニーズは間違いなく満たされます。

宮城シロメ大豆を「和」「洋」コラボレート
「ヘルシー御膳 宮城シロメ大豆づくし」


¥980/592.9kcal

所属:
東北自動車道 下り線 長者原(ちょうじゃはら)SA[宮城県大崎市]
株式会社鳴子観光ホテル 庄司英孝シェフ

メニュー:
宮城シロメ二層寄せ/湯葉刺し/豆腐クリームコロッケ/付け合せ野菜/煮物/凍り豆腐天ぷら/酢の物/豆腐ステーキ/みそ汁/いなり/豆腐の味噌煮/おからのクッキー/五穀米の太巻き

編集部コメント:
酢の物以外のすべての料理に、宮城シロメ大豆を使ったという、庄司シェフのこだわりメニュー。宮城シロメとは、宮城県北で採れる大豆で、他品種の大豆から作る豆乳・豆腐・納豆より甘くて濃い味がします。ヘルシーさでは10品の中でこれがナンバーワンでした。揚げ物も入ってカロリーはたったの592.9kcal。軽めにバランス良く食べたい時におすすめ。

三陸の旬な食材と八幡平「杜仲茶ポーク」を使用
「三陸と八幡平の“La fusion”」


¥1,500/1,134.7kcal

所属:
東北自動車道 上り線 岩手山(いわてさん)SA[岩手県八幡平市]
八幡平観光株式会社 砂合克好シェフ

メニュー:
杜仲茶ポークロースト/ガロニ(2種類)/三陸産・帆立・とこぶし・豆腐のポワレ/山菜と海宝漬けのサラダ/フランスパン(ご飯のセレクトも可)/2色包み団子/コーヒー

編集部コメント:
杜仲茶ポークという豚肉があることを初めて知りました。柔らかくてジューシーな味わい。お肉でこってり味を楽しみ、魚貝と海草でサッパリ味を楽しめるというバランスの良さ。もち米を使った和洋ミックスのデザートは甘すぎず締めにふさわしい味。フランスパンも地元のもの。フレンチだけど重くないので、ペロっと食べられそうです。

郷土料理の「笹寿司」を現代風にアレンジ
「ごっつぉ膳『三階節』」


¥1,250/729kcal

所属:
北陸自動車道 上り線 米山(よねやま)SA[新潟県柏崎市]
越後交通株式会社 佐藤功シェフ

メニュー:
笹波寿司/鯨新丈椀/地の酢の物/おけさ揚げ/ふるさと煮/きな粉のパンナコッタ

編集部コメント:
「ごっつぉ」とは柏崎地方の方言で「ごちそう」という意味。佐藤シェフの、地元の郷土料理を現代風にアレンジしたいという思いのこもった自信作。鯛・あじ・サザエの3つの味が楽しめる笹寿司、貴重な天然のもずく、イカ・エビ・野菜の素揚げ(ぷりっぷりのコリッコリ)など。海の幸と山の幸づくし。わらびもち風のパンナコッタは甘くなくて美味でした。

柏崎で採れる鯛や海藻を使った海の香りたっぷり
「福浦八景・磯の香御膳」


¥1,200/508kcal

所属:
北陸自動車道 下り線 米山(よねやま)SA[新潟県柏崎市]
米山観光株式会社 堀内一郎シェフ

メニュー:
鯛の蒸し寿司/のっぺ/サザエのバター焼き/酢の物/吸い物

編集部コメント:
シンプルでわかりやすい見た目に食欲をそそられました。干し貝柱でダシをとる新潟の「のっぺ」という郷土料理があるそうです。それを「あん」仕立てにすると蒸し寿司に合うのではないか!と堀内シェフが京都料理を食べているときに思いついた一品は、京風のやさしい味で年配の方にもおすすめ。鯛は柏崎で採れたもの。サザエのエスカルゴ風バター焼きもジューシーでした。

埼玉産の食材(豚・鶏・野菜)をふんだんに
「彩・蓮三華」


¥1,400/1,288kcal

所属:
東北自動車道 下り線 蓮田(はすだ)SA[埼玉県蓮田市]
ジャパンフードマネジメント株式会社 尾澤長八シェフ

メニュー:
蓮根おこげのもち豚あん/地場産鶏の土鍋スープ/フルーツタルト

編集部コメント:
最初に見たとき、「あれ?ご飯がない」と思ったら主食はおこげだったのでした。おこげの上に蓮根と豚肉(もち豚)のあんかけ。お肉も野菜も埼玉県産。埼玉ってこんなに名産物があったのか、と思わされました。メインに添えられた海老や青梗菜の色が鮮やかで、ネーミング通りの美しい彩りが完成しています。おこげ好きにはたまらないメニュー。

“とちぎ牛”をメインに地元食材メニューを追求
「那須高原 森の詩」


¥1,500/1,244.6kcal

所属:
東北自動車道 上り線 那須高原(なすこうげん)SA[栃木県那須町]
美福商事株式会社 渡辺敬二シェフ

メニュー:
とちぎ牛のローストビーフ/那須高原のフレッシュ野菜/蜂の巣添え/那須鶏の煮凝り/竹筒卵蒸飯フカヒレ仕立て/ヘルシーフォーのとちぎ牛トリッパー添え/とちおとめ苺の杏仁豆腐

編集部コメント:
栃木のブランド商品である「とちぎ牛」をメインに、那須高原ですくすく育った那須鶏、那須高原から直送された牛乳、地元産の野菜・ハーブ・はちみつ、名物苺「とちおとめ」を使ったという栃木LOVEなメニュー。チャイニーズとイタリアンの調味料をミックスさせたソースで合えたカルパッチョも。デザートの演出ではスモークがたかれ、強烈な存在感を放っていました。

ローズポークなどの地元食材を会席風弁当に
「友華弁当」


¥1,360/717.4kcal

所属:
常磐自動車道 上り線 友部(ともべ)SA[茨城県笠間市]
東武食品サービス株式会社 高橋秀明シェフ

メニュー:
鮪から揚げ/野菜盛り合わせ/金目鯛のオレンジ焼き/いそべ風焼豚/こんにゃくの煮物/たらこの和え物

編集部コメント:
サービスエリアで会席料理を食べられるようにしたい。そんな高橋シェフの渾身のメニュー。二段弁当という見栄えも上品。1品1品が丁寧に調理され、盛り付けられています。茨城の銘柄豚肉「ローズポーク」は磯辺風に。珍しい「鮪の尾身」をから揚げにして油淋ソースであえた一品も。焼いた鯛とオレンジが合うことは知りませんでした。甘くて美味しくて忘れられません。

赤城牛の焼肉、上里産うどんなど上州てんこもり
「上州 里の恵み御膳」

¥1,200/1,054.4kcal

所属:
関越自動車道 上り線 上里(かみさと)SA[埼玉県上里町]
ロイヤルホールディングス株式会社 倉石明シェフ

メニュー:
焼き肉/肉味噌(茶漬け用)/ザルうどん/漬物/ご飯/デザート

編集部コメント:
群馬と埼玉の県境に近い上里。群馬の赤城牛がメインなのですが、焼肉としてだけでなく、群馬県の味噌と赤城牛で仕込んだ肉味噌のお茶漬けとしても楽しめるようになっていました。上里産小麦粉を使用した地粉うどんはザルでつるっと食べられます。デザートはあの「三之助豆腐」を使用した豆腐ブランマンジェ。上州はネギやコンニャクだけじゃないんだぞ。という倉石シェフが選りすぐったこだわりの食材が活かされています。

埼玉のもち豚ロース、さつま芋などを使用したヘルシーメニュー
「彩の玉手箱」


¥1,350/1,064kcal

所属:
関越自動車道 下り線 高坂(たかさか)SA[埼玉県東松山市]
ジャパンフードマネジメント株式会社 中村武シェフ

メニュー:
もち豚ロース味噌焼き/アボガド納豆豆腐/味噌漬けサラダ/湯葉とろ蕎麦/おむすび/デザート

編集部コメント:
埼玉県を知ってほしい! という中村シェフの思いが伝わってくるメニューです。入間・飯能のもちぶたロース、秩父味噌、川越のさつま芋、狭山の茶そばなど、県産の食材をふんだんに使用しています。老若男女楽しめるようにということで、豆腐・納豆・アボガド・五穀米など体に良い食材も取り入れられています。黒いシックなカゴに入った見た目に、まず目を引かれました。

コンテストの審査項目は3つ。彩りや盛り付けの工夫、独創性、価格の妥当性を判断する「視覚審査」。美味しさ、料理のバランス、価格に対する満足度を判断する「試食審査」。ネーミングやPOPに地域色が出ているか、食べたいと思わせる動機付けになるかを判断する「商品紹介審査」。

味に関してはどれも甲乙付けがたいレベルだったので、陳さんも悩んでいました。すべての審査員の評価が決まり、集計結果が出たところでいよいよグランプリ発表式に。今回、栄えある第1回グランプリに輝いたのは・・・

中村武シェフ 「彩の玉手箱」!


(関越自動車道 下り線 高坂SA/ジャパンフードマネジメント株式会社)

なんと構想2年、試行錯誤3年・・・という満を持してのメニュー。また、後で聞いた話によると、この日の朝、スタッフみんなでカツサンドを食べたそうです。「絶対勝つ」という勝利への執念があったんですね。中村シェフ、スタッフの皆さん、おめでとうございます。

次に審査委員長である陳さんと、特別審査員であるダニエルさん、会場の東京調理師専門学校校長の青島さんからの審査員特別賞の受賞へ。

陳さん賞は・・・、

渡辺敬二シェフの「那須高原 森の詩」!


(東北自動車道 上り線 那須高原SA/美福商事株式会社)

理由は渡辺シェフが「うちのスタッフに似ているから」。それだけではないかもしれませんが、それぐらい僅差だったということも事実。

ダニエルさん賞は・・・、

高橋秀明シェフの「友華弁当」!


(常磐自動車道 上り線 友部SA/東武食品サービス株式会社)

私もオレンジを挟んだ鯛の焼きものには感動しました。

青島さん賞は・・・、

阿部博シェフの「花暦 伊達の四季彩膳」!


(東北自動車道 上り線 菅生PA/株式会社グリーン・グリーン)

これでもか!という豪華さにはビックリしました。

CarTime賞は(注:勝手に選定、勝手に授与)・・・、

砂合克好シェフの「三陸と八幡平の“La fusion”」!


(東北自動車道 上り線 岩手山SA/八幡平観光株式会社)

アミューズ、メイン、デザート、全品食べましたが、すべてに満たされました。実は試食審査で最も高得点をマークしていたのもこのメニュー。ネーミングや見た目からは実はそれほど期待していなかったので、そのあたりが他に差を付けられたのかもしれません。CarTime賞、さしたる名誉もありませんが喜んでいただけるとうれしいです・・・。

コンテストの締めは審査委員長の陳さんのこんな言葉でした。

「これからも切磋琢磨して、“あれが食べたいから、あのSA・PAに行こう” と言われるように、レベル向上を目指して頑張ってください」

シェフの皆さんの挑戦はこれからも続きます。コンテストもこれから毎年続いていきます。

こんな熱い料理人たちが高速道路のレストランにいたなんて・・・。サービスの裏側を覗いてみたことで、これまでとは違った目線でSA・PAを楽しめそうな気がします。

次にSA・PAを利用するときは、アメリカンドッグではなくレストランで地元の味を食べてみます。そして調理場にいる料理人さんたちの雄姿もチェックしようと思いました。

参加された皆さん、おつかれさまでした。美味しいものを食べさせていただいて、ありがとうございました!

関連サイト:
NEXCO東日本
SA・PA情報サイト「NEXCOドライブプラザ」


「道グルメ」のススメ:

女性編集チームがUnique&Savvyなコンテンツをつくります!

GOODS

  • セノ・ビー 幅ひろ君 ブラウン
    ちょい使いに便利な折りたためる踏み台。洗車の時に使ったり、腰掛けたり。
  • ちょっとした荷物を運ぶのに便利な折りたたみ台車
  • かわいいリンゴのキーホルダー。
  • カメラのレンズ部分が光るキーホルダー。暗い場所で活躍。
  • 首元をオシャレに演出。さりげなくUVカットも。

他のアイテムをもっと見る

過去ログ倉庫を見る




F1★ Girls携帯サイト
ケータイからも記事を読んだり投票に参加できます!
携帯にURLを送信