カーグッズ・・・それは一般的な女性にとってかなり縁遠い世界。なぜ無駄に7色に光るカーグッズが多いのか、なぜ余計なキャラクターがプリントされてしまうのか、そしてパッケージがやたらどぎつくゴテゴテしている意味は何なのか・・・?
「私たちが本当にほしいと思えるカーグッズは存在するのか?」「どうすればそんなグッズに出会えるのか?」「私たちの声はどうすれば届くのか?」
そんな女性ドライバーの素朴なギモンにお答えしながら、CarTime読者100名のアンケート結果を織り交ぜて、女性のカーグッズに対する本音に迫ります。
- ほしいのは“シンプル&スタイリッシュ”なグッズ
- 発見!徹底的な女性視点で開発されたカーグッズ
余計な装飾のないシンプルなデザイン。これはカーグッズに限らず、i-podやファッション・インテリアなど、あらゆる分野で見られる傾向。「作れば絶対売れるのにー!」と、頼まれてもいないくせに悔しさを募らせていた編集部に「某カーグッズメーカーが“徹底的に女性視点にこだわった新商品”を開発し、話題になっているらしい・・・」というタレコミ情報が。早速、噂の「賢い」メーカーさんを直撃しました!
「女性向け商品の開発、本当に苦労しました・・・・」
それはイー・レヴォリューション株式会社の「funvie(ファンヴィー)」というシリーズ。「Fun(楽しい)+Femme(女性)+Vehicle(車)+Vie(生活)」をそれぞれ掛け合わせた造語で、「楽しく、生活の中で車を使おう」という意味の女性向け新ブランドです。
そのデザイン性が評価され、ギフトショーでは“女性のハートをキャッチするギフトコンテスト大賞”を受賞。通販では売切が続出するほどの人気です。商品企画・開発を担当する、マーケティング部門の小宮山氏にこのブランドが生まれた経緯・裏話を直撃してみました。
―ブランドを立ち上げた経緯は?
これまで、我々メーカーは男性向けの商品ばかり作ってきました。返品がきく業界なので、「確実に売れること」が求められ、ついつい無難に男性をターゲットにしてしまうんですよね。でもこのままじゃいけない、市場開拓の意味でも女性向け商品の開発にチャレンジしなければ!と、新ブランドを立ち上げることに。
―開発メンバーは?
私(小宮山氏=男性)を中心に社内の女性社員でメンバーを組み、外部のプランナーやデザイナーは全て女性で固めました。女性視点にこだわるためには、一切の男性視点を排除するしかなかったんです。業界的にはこの時点でかなり異例の思い切った戦略でした。
―最も苦労した点は?
もう、全部ですね。どのステップでも苦労ばかりでした。私には女性の感覚が全くないので、正直言って理解できない事だらけ。自信のあるアイデアでも女性メンバーからは容赦ないダメ出しが・・・。
例えば「ファンヴィー」というネーミング。これは100以上もあった案の中から決定しました。これまでの男性向け商品ではこんなに時間をかけるなんて考えられないこと。やはり女性向けは一筋縄ではいかないです。ブランド名にもちゃんとコンセプトを求められますからね・・・。
*ちなみにこれまでのネーミングは「今度のドレスアップグッズは上品でシンプルだから、イタリア語で“上品”って意味の単語にしとこう」みたいなノリだったそう。ある意味それも面白いんですが・・・。
―こだわったポイントを教えてください。
商品の細かい点は勿論ですが、POP(店内に掲出する説明文)やパッケージにもこだわりが詰まっています。男性臭さやギラギラ感を排除し、明るい色を基調に爽やかさを演出した点と文字よりもイラストで表現したシンプルさが一番の特徴でしょうか。男性向け商品にはない柔らかさを表現しています。
女性は「パッと見てなんのための商品かがわかる」ことが重要だそうですね。そこで、例えばシートボックスにはフランスパンやワインなどを入れ、実際の使用シーンが思い浮かぶようなディスプレイに工夫してみました。また、「女性は機能よりも感情に訴えるような、語りかけるような口調に弱い」という点に注意してキャッチコピーを制作したり。男性の私には思いつきもしなかったことですが、これまで見落としていた色んな「事実」をしっかり形にしていくと、女性の評価はぐんと上がるのです。本当に驚きの連続でした。
―ユーザーの反応はどうですか?
おかげさまで好評です。用品店さんにも自社の調査資料やディスプレイの提案を行うと「これまで女性向けにここまで真剣に提案を受けた事はなかったよ」と驚かれるほど。最初は半信半疑でしたが、実際に多くの店舗でスペースを確保していただけたり、これまでにない手ごたえと自信を感じています。編集後記
「funvieシリーズ」は女性の意見を素直に反映し作った結果、話題を呼び、売れています。この成功は流通の意識をも変えるキッカケになりました。これまでなかなか女性ドライバーのアイデアや意見に触れる機会がなかった企業も、女性が本当に求めているニーズを知れば、ちゃんと耳を傾け答えてくれるんですね。
そこで! 皆さんの声を吸上げ、代表してお届けするのが使命のCarTime、「あなたの声を大募集!女性のためのカーグッズをつくろう!」ということで「勝手に商品開発プロジェクト」を発足。第1期メンバーを募集開始します! みなさんのアイデアが実際のグッズになる・・・かもしれません!!
「私ならもっとセンスのいいグッズを考えられるのに・・・」「こんなグッズがあったらいいな」「こんなグッズなら絶対買いたい」「でもなかなか無いよねえ」
・・・そんな女性ドライバーの皆さん、CarTimeと一緒に夢の商品企画に参加してみませんか?編集部がメーカーさんに直訴して商品化をお願いしてきます!
追記:メンバーの皆さま、その節はご協力ありがとうございました。皆さんの意見を参考に企画したグッズ案ですが、「モノはいいが採算合わない!」などの事情でお蔵入りに・・・。が、しかし、また折を見て企画していきたいと思います!
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