CarTime > カータイムレポ > プロに学ぶ!中古車購入術 [2]

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何かと敷居が高い中古車。どんなところに注意して選べばいいのか、よいお店の選び方など、謎多し。そこで、今回は年間100軒以上の中古車店を回り、数十台の中古車に関する記事を書く、中古車雑誌編集者のK氏にポイントをお伺いしました。

雑誌やサイトの情報って信頼できるの?!懐疑的な女性はホントのことが知りたい!

K氏によると、「それなりのメディアであれば、ウソは書かれていないと思います。ただし、行間を読む能力は絶対に必要。たとえば文面上『○○な場合は、ちょっと注意したほうがいいかもしれない』となっていた場合に、真意として『絶対○○な場合は買っちゃダメ!』っていうことが隠れているかもしれません。でも、本当に『注意』すれば、イヤな思いをすることはきちんと避けられるのです。・・・てな感じで、意味がボカしてあることはままあります。

でも、これは中古車云々とは関係ない、メディアの一般論ですね。女性が喜ぶといわれている、ダイエットや美容整形に関する情報のほうが、ナンボかヒドイのではないかと思います。中古車情報の場合、雑誌はもちろん、ネットにも何種類もそれなりにコストのかかった情報サイトがありますし、体験談なども見聞きしやすくなっています。その辺を多角的にみれば、十分に信用のおける情報を手にすることができると思います。」

どういうお店なら信頼できるか、逆にこんな悪徳業者には要注意!なども聞いてみました。

K氏「これはクルマに限りませんが、商品をじーっと見るよりも、まずショップのオヤジの弱みを握ったほうが、よっぽどイイクルマを手に入れられます(例:まず大人気のブログを立ち上げて、自分が世の中のクルマ好きに対して強く影響力を持つことを心底納得させたりとか・・・←そんなのムリ!?)。

ここでいう弱みを握る、というのはイイお店と巡り合うためには、賢くてイイお客さん(消費者)になる、という意味。たとえば、同じ価格交渉でも『とにかく安くして!余計な作業なんてお断りですからね!』と言うのではなく、『予算はだいたい○○万円ぐらいまでは覚悟してます。○○さんにお任せしますから、なんとか上手くしていただけませんか?』といった言い方をした方が、相手も人間だから俄然、燃えますよね。

『信頼できる中古車屋さんは滅多にない』とは言うものの、それは裏返すと、それだけダメなお客さんも多いということ。クルマの価値をしっかり理解し、お店に「このお客さんを逃すのはやだなぁ、また来て欲しいなぁ」と思わせる“賢いお客さん”になれば、弱みを握ったのと似たような効果があるのではないでしょうか。

そして次に、信頼できるお店のポイント、逆にこんな悪徳業者には要注意!などを聞いてみました。

基本的には口コミが一番です。あとは、雑誌やウェブサイトを精読して、送り手が真剣にススメているのが読みとれる文章で紹介されている店は、まず安心です。一般的には、クルマは十分に相場が形成された商品なので、相場通りの販売価格が付けられているショップは、それなりに安心できると思います。欲しいクルマ以外の在庫車の価格もチェックするようにしましょう。応用的にはカネモチが道楽でやってるクルマ屋で買うのがおススメです(店舗名と同じ建物名のビルの1階に入っているクルマ屋とか多いですな)。

悪徳業者は、
1.広告に出ているクルマの大半が無い
2.代わりにダメなクルマをススメてくる
3.無理に買えという
・・・といったとこでしょうか。

あと、悪徳とまではいきませんが、買おうと思っているクルマに違和感があると伝えると『メルセデスはそんなモンですよ』等のヒトコトで片付け、丸め込もうとするショップには要注意です」

中古車にありがちなトラブル、ほんとにあったコワイ話などもついでに聞いちゃいました。

ありがちなトラブル

  • 買ってすぐ壊れた・・・現状販売のクルマでは、道路に出た瞬間、自己責任です。保証付き販売のクルマなのに、その後アフターケアしてくれないというトラブルも後を絶たないようです。また、商談時の口約束に関しても、言った言わないのトラブルにならないよう、保証書の内容を確認しましょう!

  • メーター巻き戻し・・・よく「中古車のメーターはアテにならない」と言いますが、実際には距離を巻いていないクルマだって当然あります。万が一巻かれていても、ディーラーならクルマ自体の交換や返金を交渉できるでしょう。「絶対に巻かれていないという安心がほしい!」という人は、CARFAXが取れるアメリカ並行にするしかありませんね…。(アメリカは訴訟社会なので、その対策として車体番号を打ち込むと個々の走行距離等の情報が検索できるcarfax というシステムがあります)

ほんとにあったコワイ話

  • 通信販売で、片側の写真しか見ないで購入したら、もう片方はベコベコだった。

  • 試乗したクルマを買ったツモリだったのに、納車されたクルマはもっとボロい別のクルマだった。

  • フェラーリ348を買ったらエンジンがフェラーリ328(ひとつ前のモデル)のものだった!

  • 愛車ポルシェ911のエンジンを120万円もかけてオーバーホールしてもらった。ところがその後、別のショップで作業確認をしてもらったら、ヘッドカバーを赤く塗られただけだった!

  • ずっと欲しかったクルマをようやく見つけたところ、5年オチで距離計が「4万キロ」。「いやぁ、アメリカからの並行輸入なので、距離はアテにならなくて・・・。当店としては距離不明でお出ししているんですが、8万キロは行ってないと思いますよ!」と、店員。誠意ある対応だったので信用していたら、実はなんと30万キロも走っていた!(よくある話)

中古車と聞くと、ついつい「絶対にだまされないぞ!!」と構えがちな私たち。たしかに中古車とその業界についてさまざまな角度からお話を伺ってみると、その奥深さに圧倒されるばかりで、素人には太刀打ちできないダークサイドが立ちはばかる・・・そんな様相を呈しています。

でも、K氏もおっしゃるように、「まずは自分がクルマの価値を正しく理解して、賢い消費者になること」が肝心なんですね。クルマの価値って、いかにそのクルマが愛され、大切にされてきたか、という歴史でもあるわけです。それを理解するためにも、「クルマなんてただの移動手段」なんて言わないで、まずは自らが愛情をもって接してみることも大きな一歩だと思います。

また、業者との付き合い方もあなたの腕の見せどころ。疑ってかかるのではなく、いかに自分の味方にさせるか、というスタンスで接することが良い結果を生むのでしょうね。

ご参考までに中古車についての関連記事も更新いたしましたので、ぜひコチラもチェックしてみてください。
→女性ドライバー100人に聞きました「中古車について」
→女性のためのクルマ相談所「中古車のトラブルについて」


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