
入るべき自動車保険はわかったけれど、保険会社はどう選べばいいの?

編集部:自動車保険って、ケチるべきところと、そうでないところを見極める判断力が大切なんですね。
Aさん:そうですね、でも気をつけるべきなのは、それだけじゃない。
編集部:たとえばどんなことを注意すべきですか?
Aさん:最近は「保険料」にばかり焦点を当てたCMも多いですが、保険選びで一番大事なのは「事故対応力」です。だって、何かあったときのための保険なんだから。そのときにどう対応してくれるかが肝心です。
編集部:確かに最近、インターネットや電話で契約できる、いわゆる通販系の自動車保険のCMを見ない日はありません。ほんとにあんなに安いんですか?
Aさん:CMで謳われている通りの条件でその値段、ということです。それに釣られて「この会社が一番安い!」と決めるのは早とちり。保険料は等級や年齢などの条件や、組み合わせによって変わるんです。どの保険会社が高い・安いということは一概に言えません。自分の条件でいくらなのかを見て判断するべき。
編集部:てっきり安さでは通販系が絶対有利なのかと思っていました。でもあれだけCMが流されているのを見ると、相当の宣伝費が保険料に上乗せされているんじゃ…と思ってしまいます。
Aさん:通販系は「代理店マージンがない分オトク!」ということをいいますが、代理店系側からは「それだけ宣伝費かけていたら同じだろう」という声も。賢い消費者なら、表面上の情報に騙されることなく、自分自身で判断するでしょうけどね。
編集部:とはいえ、自動車保険なんてわからないことだらけだし、調べるのも面倒。それこそ値段と会社の知名度で判断して決めちゃいそうです。
Aさん:うーん。でも、いざ何かあったときにイヤな思いをするのはアナタなんだから。事故で人生が変わる人もいる。そのとき、金銭的な不安が少なければせめてもの救いになります。真剣に選ばないと。
編集部:そうですね…。では判断材料を知りたいのですが、一番大事という「事故対応力」に関しては、何を見ればわかりますか?
Aさん:やはり事故は直後の対応が肝心なので、いかにスピーディーな対応をしてくれるかが肝です。その一つの判断材料は対応時間。ほとんどすべての会社が土日にも事故受付を行いますが、実際の対応は社員が出社する翌週の月曜日以降、というケースも多いです。
編集部:え!そんなことがあるんですか!
Aさん:ざらにありますよ。あとは誠意を持ってスピーディーに対応してくれる担当者がいることも大事です。5年ぐらい前の話なので今は改善されているかもしれませんが、事故相手の某保険会社の担当者から、連絡が来ないということがありました。ふつうはスピーディーに解決に進めるために加害者側から連絡をしてくるはずなのに。お客様からの満足度が高い会社…と謳っていましたが「どこが?」と思いました。
編集部:知れば知るほど、宣伝文句の裏に隠れた現実が…。
Aさん:困ったときに親身になってくれる担当者がいれば、納得度も違うはず。担当者がちゃんとしていない人なら、別に担当者に代えてもらいましょう。「人」は重要です。
編集部:確かに新人さんだと不安だったりします。
Aさん:イヤ、新人さんだったら逆に一生懸命やってくれるんじゃないのかな? 保険の過失割合は過去の判例をもとに決まるから、担当者の力で示談金が上下するという心配はないし。保険会社の評判というのも一概に言えず、結局は人次第なので、やはり実際に担当者の話を聞いて、自分で納得して決めるのが一番です。




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