CarTime > Car Life インタビュー > ファッションエディター 堤美香さん

Car&Lifeインタビュー 気になるアノ人のクルマ観や、業界で活躍する女性の本音

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PROFILE

出版社勤務。某ラグジュアリー系ファッション誌の編集部にてファッション誌面を担当。某国産高級車のユーザー誌の制作に携わった経験もあり。愛車はBMW320i。

私が大学生だった頃はちょうどバブルの時期。卒業後は出版社に入りたいと思っていましたが、先輩たちが軽々と大手企業に内定をもらっているのを見て、就職活動を甘く見ていました。結果、ことごとく不合格に……。

かろうじて入社した某百貨店では、3年ほど販促や広報誌づくりの仕事に携わりました。しかし、もともと3年で転職、と考えていたので、2年目ぐらいからファッション系出版社への転職活動を開始。運良く、愛読していたファッション誌の編集部でアルバイトをすることになりました。

その後、正社員に昇格し、結婚したり、別のファッション誌へ異動したり、その雑誌が休刊になったり、体調を崩して休職したり……といろいろありましたが、元の編集部に戻り、現在に至ります。

その間、某国産高級車のユーザー誌の制作に携わっていた時期も。ちなみに夫はエンスーで車のラジコンマニア! 祖父は昭和初期にイチ早くクルマに乗っていたような人。私自身はクルマに詳しいわけではないのですが、何かとクルマには縁があるようです。

大学時代のボーイフレンド一家がクルマ好きだったので、シビック、ポルシェ、ジャガー、ジェミニ……と流行りのクルマには一通り乗っていました。そんな私のクルマ観が、ある時ガラリと変わりました。

きっかけは『愛しのティーナ』という本(著者は元NAVI編集部の松本葉さん)。クルマ生活のお手本のような本で、「私もこんな風にこだわって選んで、手入れしながらカッコ良く、楽しく乗らなくっちゃ!!」と激しく影響されました。そんな時に出会ったのが今の夫。NAVI読者で愛車はフィアット。そんな流れもあって結婚を決めたのかもしれません……。

以前いた編集部の同僚には何故かクルマ好きの女性が多くて、彼女たちがポルシェやアルファロメオ、シトロエンで出社してきたり、クルマへのこだわりをアツく語っているのを見て、「自分のクルマを持つっていいかも♪」という気持ちになってきました。直接のきっかけは母の入院でしたが、ついに念願のマイカーを購入。憧れだったBMWを手に入れました。318tiを経て今は320iに乗っています。

休日出勤の日に使うこともありますが、「今日はクルマで出勤だ!」と思うだけでワクワクしますね。美容院やエステ、ネイルサロンに行くときも、クルマだと自由な気分に浸れます。結婚式やパーティに行くときもクルマ。荷物が多い時や、「この格好で電車に乗るのはちょっとはばかられる・・・」みたいな時は本当に便利です。

ファッション業界にいると、「趣味がクルマ」という人に多く出会います。“こだわりのカタマリ”みたいな人種ですからね。男女問わず、当然クルマにも気を抜きません。自分の分身ぐらいに考えています。

        

そして、何故か基本的にみんな外車です! その理由は、皆、こだわりが強いため、性能やそのブランドの背景やスタイルを、自分のイメージと重ね合わせてして選んでいるからではないでしょうか。フォトグラファーさんやスタイリストさんにもクルマ好きが多く、古いアメ車やオープンカーなど一風変わったクルマに乗っていたりします。

カッコだけじゃなく本当にクルマを愛している人も多く、レースに出ている人や、古いランチアを毎日洗車して乗っている人(ダッシュボードにはゴクミの取材をきっかけに仲良くなったアレジのサイン入り!)、1週間乗らないと禁断症状が出るという危ない人も……。



女性のクルマ乗りも多いのですが、もともとお金持ちのお嬢様が多い業界ということもあるのかもしれません。この会社に入社した当時、プレスの女の子たちと5-6人で白金で習い事をしていたのですが、電車とバスを乗り継いで来ているのは私だけ!みんなクルマで来ていました(メルセデスやBMWで!)。

同僚たちは会社に駐車場もないのに、クルマ通勤していました。駐禁の取り締まりが来たら一斉に連絡し合ったり。レッカーに吊り上げられていたところを「待ってーー!!」と止めた人も。“クルマに乗る”ってそこまで魅力があることなのねぇ~と思っていました(笑)。今となってはその気持ちがわかります。

そんな彼女たちを見て思ったことが一つ。女性はクルマ乗りというだけでモテる。水冷式だとか何気筒だとか、そんな話をするだけで「すげーじゃん!」「おもしろいヤツだな!」と男子にありがたがられる。それは非常に感じましたね。

一方男性は、ステイタスというのもありますが、同時に資産価値としてクルマを見ている人も。例のランチアに大事に乗っている男性フォトグラファーも、「今買っておけば高く売れる」という理由でフェラーリを買っていました。資金繰り上手というか。いろんな人がいますね。私は私で、大好きなファッションエディター業を全うしながら、マイペースにクルマ生活を楽しんでいきたいと思います。

編集後記

『プラダを着た悪魔』のような壮絶な世界を想像していたところ・・・、現れた堤さんは飾らない優しい人柄が魅力的な女性でした。“こだわり”を追求する人が多いだけに、ファッション業界はとにかくハードワークな世界。そんな忙しい生活の中でも、「いい加減な気持ちでクルマを選んでいる人はいない」というところは、さすが美意識を仕事にしている人たち。そんなファッション業界で活躍する堤さんのぶっちゃけクルマ購入秘話も併せて読んでみてください。

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