CarTime > Car Life インタビュー > モータージャーナリスト 竹岡圭さん

Car&Lifeインタビュー 気になるアノ人のクルマ観や、業界で活躍する女性の本音

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PROFILE

日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員/国土交通省「社会資本整備審議会道路分科会有料道路部会」「駐車場情報システムに関する検討会」委員/自動車技術会会員自動車技術展審査委員/かながわのみちづくり計画検討委員会委員/チャイルドシート指導員
自動車専門誌、女性誌、一般誌、Web媒体、TV、ラジオなどで活動している女性モータージャーナリスト。新車インプレッションやコラムを中心にカーライフ全般を女性の視点で提案している。

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子どもの頃からゴーカートが好きで、クルマには興味がありました。でも、特別な知識があったわけでも、モータージャーナリストを目指したというわけでもないんです。クルマに関する原稿を書くようになったのは、モータージャーナリストの会社に勤務したのがキッカケ。今でこそ女性モータージャーナリストは15人ぐらいに増えましたが、当時は7~8人。ずっと私が一番年下だったんですよ。

        

今は雑誌やWeb媒体のコラムや記事執筆に加え、テレビやラジオにもコメンテーターと出演しています。輸入車メイン、国産メインといった得意分野を持つジャーナリストもいるけれど、私は比較的オールジャンル。名前が圭だけに軽自動車の仕事は多いですけどね(笑)。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員にもなっており、毎年日本で発売される新車はほぼすべて乗っています。


-国土交通省の委員や安全運転の活動もやっておられるとか?


ある日突然、某メディア経由で国土交通省の方から連絡があり、「イタズラか?!」と恐る恐る折り返しの電話をかけてみたらホンモノでビックリ。 “道路行政” に絡む課題についてユーザー代表として発言しています。大学教授の方々に混じって言いたい放題。私だけかなり浮いてますけどね・・・。

       

その他にも、メディア関係以外では日本自動車ジャーナリスト協会(フリーランスのモータージャーナリストの協会)で理事をしていて、自動車の先進技術などの勉強会や、一般ユーザー向けに「母子のドライビングレッスン」を開催したりしています。

       

クルマそのものだけでなく、クルマ周りのさまざまな分野で活動していますが、それらすべてが「気持ちのいいクルマ社会をつくること」に繋がればいいなと思っています。

今、新車は1977年の販売台数レベルでしか売れていません。絶好調と言われる軽自動車でさえマイナス傾向。昔は「憧れの存在」だったクルマも、今は「がんばって買いたいモノ」ではなくなってしまいました。プラズマテレビにパソコン・・・他にほしいものがたくさんあって、なかなかユーザーの興味がクルマに向かないんですよね。若い男の子の免許取得人数も減少傾向なんですよ。

        

その一方で、免許を取る女性は激増。以前免許を取得したものの乗っていなかった人のペーパードライバー講習受講人数も増えています。そもそも人口の半分は女性だし、財布のヒモを握っているのも女性。女性が当たり前にクルマを買う時代に向けて、これまで男性ばかりを見てきたメーカーは視点を変えないといけない・・・それが現状だと思います。


-最近は女性向けのクルマが増えていますが、実際のところどうなんですか?


女性のニーズ・体格が考慮されたクルマが増えました。安全で価格も低めに抑えたものが出てきて。でも最近はデザインで直感的に選ぶ女性が増えているので、いかにして「乗ってみたい」と思わせるかがポイントになっているようです。機能性・利便性にデザイン性をも兼ね備えたクルマを求められるメーカーは大変です。

「ビビっとこないと買わない、逆にビビっとくれば多少妥協ポイントがあっても買う」。そんな人がもっと増えてきたら、今後ますますボディカラーやインテリアなどのデザインにウエイトを置いたクルマづくりが進むかもしれませんね。

常々、国産メーカーの方に「思い切って女性の開発責任者を登用し、徹底的に女性視点の1台をつくればいいのに~」と言ってるんです。ボルボ以外の国産のクルマではまだ事例がないから、インパクトも大きいし、きっとイメージアップするはず!と。

昔、学校で「技術・家庭科」ってありましたよね。男女別々で授業を受ける、アレ。もう何年も前から男女一緒に受けるようになったんですが、その世代以降は男女差をあまり意識しないんだとか。最近ファッションもユニセックス化してきているように、「女性にウケる=男性にもウケる」というとらえ方でのクルマづくりもアリなんじゃないか、と思います。無理に女性向けと考えず、女性のニーズも満たしてくれるクルマと捉えれば、男性にとっても魅力的ですよね。

最近はディーラーさんも女性集客を意識して、色々と工夫されています。女性の方も、気になるクルマがあったら気軽に試乗して、ビビっと感じる1台を見つけてみてほしいですね。

編集後記

アイドルのような外見ですが、実はかなりのアネゴキャラ。メーカー広報の方々から頼りにされ、愛されるのも頷けます。CarTime立ち上げ時も気さくに接してくれて、とっても優しい!思わず「姐さんについて行きます・・・!」と、子犬のような目で見つめてしまいそうです。

そんな姐さん、実は、昔歌手を目指していたというから侮れません。歌って踊れるモータージャーナリストというのも斬新でいいかも・・・。今後の活躍、期待しています!